ユニアデックスがAndroid携帯とiPadを1千台ずつ導入
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ユニアデックスは、保守サポート要員約1千人にタブレット端末とスマートフォンを配布し、保守システムを強化する。端末は、タブレットがアップルの「iPad」、スマートフォンがアンドロイド端末「htcEVO」というau製品の組合せで、サポート要員にそれぞれ1台ずつ所有させる。会社配布でアップル端末とアンドロイド端末を組み合わせるのは珍しい例だが、「htcEVOが自らをモバイルルーターとするテザリング機能を搭載し、iPadをWi―Fiで活用できることが理由」(広報担当)となっている。
ICT機器の保守サポートを展開するユニアデックスは、ユーザーからの問合せならびにサポート要員を管理するための「サービスサポートシステム(SSS)」を運用している。これまでのシステムでは、サポート要員はGPS対応の携帯電話を携行していた。
今回スマートフォンとタブレットの導入に合せて、SSSを一部刷新している。新システムの導入により、サポート要員はデータセンターに保存されているドキュメントや動画、画像などの保守情報や、ベンダーがWebで公開している機器のメンテナンス情報などを効率的に参照できるようになった。
スマートフォンとタブレットを持つことになるが、スマートフォンは、主にこれまでと同様にセンターからの作業指示を受け、進ちょくを報告する電話としての機能のほか、タブレットをWiMAXでインターネット接続させるルーターとしての機能を持ち、オンラインの情報を取得、発信する端末として活用する。
タブレットは主にデータを蓄えて、ファイルを見るための用途に活用する。テレビ会議システムも搭載しており、電話だけでは伝わりにくい状況はビジュアルで確認できるようになっている。
端末で利用したユーザーの情報は、サポート業務が終了すると、遠隔のセンターからデータを自動的に消去する仕組みとなっている。
今後は、機器に貼り付けたバーコードをスマートフォンで読み取ると部品情報が表示される仕組みも導入する予定となっている。