復興庁/NECソリューションイノベータ、東北の「自走」を支援
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復興庁は、平成29年度「共創イベントを通じた情報発信ソリューション構築事業」の一環として、「共創力で進む東北プロジェクト」を開始した。プロジェクトは、NECソリューションイノベータが事務局として、企画・運営を担当する。東日本大震災の被害が大きかった福島、宮城、岩手の東北3県のほかに、東京や大阪、台湾などで、東北各地から寄せられた情報発信ニーズをテーマとしたアイデアソンやハッカソンを開催し、オープンイノベーションによって東北の「自走」を支援する。
共創力で進む東北プロジェクトは、「FW:東北」と「FW:東北Weekly」の2種類の企画で構成される。
FW:東北は、東北の課題を公募して10件を採択、1泊2日のアイデアソン・ハッカソンのイベントを7月から12月まで各地で開催し、オープンイノベーションによって問題解決や実現に取り組んでいく。
採択された課題に関して、1回のアイデアソン・ハッカソンごとに最大300万円の経費をサポートする。すでに1回目のテーマ募集が行われ、2件のテーマが採択されており、7月以降に2回目の課題募集が行われる。
FW:東北Weeklyでは、東京・霞ヶ関の復興庁の庁舎において月に1回以上、交流の場を設ける。東北で活動している人を招いて対談を行うほか、FW:東北で採択したプロジェクトをテーマに、ワークショップなどを行い、東京で広くアピールする場を提供する。
そのほかに、東北出身のIT関係者の懇談会や、東北地方の高校生を招いて、プレゼンや有識者との対談の機会を用意する。
NECソリューションイノベータは、全国の支社で人とのつながりによる地方創生支援活動を展開しており、その流れで今回の企画を実施した。
プロジェクトには、オープンイノベーションによる企画を支援するフィラメント、アイデアソンの先駆者的存在であるエイチタス、プロジェクト運営支援のリバースプロジェクトと、NECソリューションイノベータのパートナーの3社が参加する。