日本ユニシスが企業向けモバイル導入支援サービスを開始
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日本ユニシスは、グループリソースを統合してスマートフォン/タブレット端末の企業内利用の導入支援サービスを開始した。現在、企業向けのスマートフォン/タブレット分野では部分部分でのサービスやソリューション提供が目立つなか、導入前の企画段階からシステム・ネットワークの設計および構築、端末の調達、システム開発後の運用、サービスデスクまで、日本ユニシスとユニアデックス、ネットマークスの技術と関連サービス、導入実績に基づいたノウハウを組合せて一括で提供する。サービス内容を順次拡充し、今後3年間で500社への導入を目指す。
日本ユニシスが今回開始した「エンタープライズ・モバイルソリューション」サービスは、日本ユニシスのアプリケーション開発系サービスとユニアデックスの運用系サービス、ネットマークスのネットワーク構築系サービスの各領域で、これまで3社が企業向けに提供しているモバイル関連のサービスを統合したものとなる。
特定の端末やキャリアにしばられず、ベンダーフリーの立場から上流から下流までシステムの全体最適を考慮したトータルコーディネートを行うことが特徴となっている。
サービス内容は、主に「スマートモバイル、コントロール基盤ソリューション」「スマートモバイルLCMサービス」「Webフロントシステム開発」「セキュアモバイルネットワーク構築」の4種類のメニューで構成しており、順次拡充していく。
企画段階では、スマートフォン/タブレットの活用用途に基づいて、個人所有端末の利用(BYOD)の有無を含め、利用機種や必要なアプリケーションの選定を行い、そこからシステムやネットワーク、端末の運用およびセキュリティポリシーを設計してシステムを構築する。
システム構築の後は、モバイル端末の導入支援から構成管理、ソフトの更新、端末紛失時やシステム不具合時の対応、ユーザーからの問合せ対応を行う。これにより、全体最適化されたスマートフォン/タブレット端末向けのシステム基盤を構築できる。
スマートフォン/タブレットの企業導入で最大の障壁となっているセキュリティ対策に関しては、リモートアクセスや無線LANなどの推奨ネットワーク機器を用意し、安全なネットワークアクセスのために必要な認証基盤や、セキュリティ対策ソリューションを提供する。