富士通とマイクロソフト社、Azureのサービス開始へ

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 富士通と米マイクロソフト社は、今年8月1日より、マイクロソフトのクラウド基盤「ウインドウズAzureプラットフォーム」を活用したパブリック・クラウドサービス「富士通グローバル・クラウド・プラットフォームFGCP/A5パワード・バイ・ウインドウズAzure」を富士通の館林データセンターから提供することを発表した。昨年7月に両社が発表した協業に基づく成果として提供されるもので、館林データセンターは、現状では「国内で唯一の正式なウインドウズAzure提供拠点」(富士通・工藤義一執行役員常務)となる。

 富士通と米マイクロソフトは、昨年7月にAzureを活用した富士通独自のクラウドサービスを、世界各国の富士通のデータセンターから提供していくための戦略的協業を結んでいる。
今回は、その協業の成果の第一弾となるもので、富士通の館林データセンターから、マイクロソフトから提供を受けたAzureプラットフォームをベースとしたクラウドサービス「FGCP/A5」を提供する。
 FGCP/A5は、Azure基盤やSQLAzureなどAzureの機能やサポートサービスを提供する「FGCP/A5基本サービス」を中核に、「システムウォーカー・オペレーションマネージャー」などのAzure対応ミドルウェアやリモートバックアップ、導入アセスメント、運用サービスなどで構成されており、8月からは一部の提供を開始する。
 ウインドウズシステム利用の大手企業や、ウインドウズ・アプリケーションを持つISV、中堅・中小企業などが対象となっており、今後国内と同品質のサービスを世界各地のデータセンターで行っていく富士通のクラウド戦略に合せたグローバル展開も行っていく。

   日本マイクロソフトは富士通に対して、「ウインドウズAzure認定技術者の育成支援やソリューション構築支援などを行っていく」(樋口泰行社長)としている。また、「富士通との経験を今後のAzure開発に活用していく」(米マイクロソフト・エリック・キッド氏)考えだ。


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