インテックシステム研究所が日本発のクラウド技術を開発

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 インテックシステム研究所は、スケールアウト型のストレージや分散リアルタイム処理を実現するソフト「EXAGE(エクセージ)」を開発した。現在、グーグルやアマゾン、マイクロソフトが提供しているスケールアウト型のクラウド機能を自社で廉価なサーバーで実現できるソフト「エクセージ/ストレージ2・0」のライセンス提供を2月に開始し、その後6月に次世代データベースシステム「同データベース2・0」を提供する。国産のクラウド技術として、セキュリティ面での優位性やサービスを独自構築できるという強みで、国内で先行している海外勢に対抗していく。
 エクセージは、通常の仮想化技術とは異なり、分散コンピューティング技術を応用し、サーバーを追加するほどに無限の処理能力と処理性能を得ることができるスケールアウト型のクラウド基盤技術となる。
 システムは、フロントエンドでユーザーからのアクセスを振り分けるサーバー群と、バックエンドでストレージと処理能力を備えたコアのサーバー群で構成しており、フロントエンドはユーザー数、バックエンドは処理量に応じてそれぞれサーバーを追加することで簡単にシステムを拡張でき、性能を高めることができる。
 同様のスケールアウト型技術を使ったサービスをグーグル、アマゾン、マイクロソフトが実施しているが、3社とも自社が構築したプラットフォームでサービスを提供し、ユーザーはそれをサービスとしてしか利用できないのに対し、エクセージはソフトを利用することで、自社でハードから環境を構築できる。
 エクセージを活用した第一弾サービスとして、2月から安価なサーバーを利用してスケールアウトストレージ環境を構築するソフトを公開する。価格は1台1万700円の従量制で、システム構築は別途親会社のインテックをはじめとしたSI会社やユーザーのシステム部門が行い、インテックシステム研究所はソフトの使用許諾のみ行う。
 やりとりするデータの容量が大きく、特定ファイルへのアクセスが急激に増加する動画サイトや、データセンターサービス事業者、大容量の映像データを持つ企業などでの採用を見込む。
 6月に次世代データベースシステムである「NOSQL」データベースを実現するサービスを、その後「グーグルMAP」のようにアプリケーションとマッシュアップしたアプリを同時に即時処理できる機能や課金、認証の機能の提供を予定している。

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