トランスコスモス、bot導入サービス強化
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トランスコスモスは、米国のReply社と資本・業務提携し、同社が開発するbot構築・運用管理プラットフォーム「Reply ai」の日本での独占販売権とアジアにおける優先販売権を取得した。今回の資本・業務提携を通じて、トランスコスモスがこれまでカスタマーサポート分野やデジタルマーケティング・EC分野で培ってきた豊富な経験およびノウハウとReply社が有するbot開発技術とを融合させ、チャットbot関連サービスの拡充を推進し、顧客企業のECをはじめとする事業展開を支援していく。
今回トランスコスモスが提供を始める「Reply ai」は、米国大統領選挙で投票促進を目的とした「GoVoteBot」で活用されたり、新車の試乗予約受付、キャンペーンにおけるマーケティングツールなどに使用されている。同製品を顧客企業のWebサイトやメッセージングツールなどを連携させることで、顧客からの問合せに自動で応対するほか、必要に応じて有人対応に切り替えてオペレーターが直接サポートすることができる。
自動応対サービスにより顧客企業は、顧客を待たせることなく対応でき、一部の業務を自動化することで人件費を削減できる。また、コーディングが不要のためエンジニアでなくてもbotの構築が可能で、1つのbotフローの開発で複数のメッセージングツールに対応することができる。
現在は、フェイスブックメッセンジャーやLINE、ツイッターなどのメッセージングツールに対応しており、今後も対応ツールを拡大するとしている。また、wit aiなどのAIツールの実装で、より自然な会話に近いコミュニケーションを実現するとともに、CRMツールとの連携によって、顧客が行なったbotとのやり取りログをそのままオペレーターに引き継ぐなど、より効果的な顧客管理が可能になるとしている。将来的にはIBMWatson、セールスフォースなどとの連携も計画している。
トランスコスモスは、今回botの設計や運用に、同社が15年以上に渡って提供してきた「FAQコンサルティングサービス」のノウハウを組み合わせ提供する。
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