JISA、イノベーション事例を募集

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 情報サービス産業協会(JISA)は、昨年発表したデジタル変革社会に向けた業界宣言「JISA Spirit」の普及に向け、ITを活用した新たなイノベーションや、ソフトウェア開発におけるイノベーション事例の募集を開始した。採択された事例は、10月21日にJISAが開催する、情報サービス業界の経営者と技術者が一堂に会するイベント「JISAデジタル・マスターズ・フォーラム」(JDMF)で本人が発表するかたちをとる。JISA会員以外でも応募可能で、締切は8月19日となっている。

 JISAは昨年、それまで別々に実施してきたJISA技術シンポジウム「SPES」と経営者向けの「JISAコンベンション」を統合し、JDMFを開催した。
それに伴い今年のJDMFにおいて、SPES以来実施している「公募による経験報告・実践事例」発表の募集範囲を拡大し、JISA Spiritに沿った経験報告も非会員を含めて広く募集する。
JISA Spiritは、「一人ひとりに「!(おどろき)」を」「お客様に「!(きらめき)」を」「私たちに「!(ワクワク)」を」という3つのサブテーマで構成される。この3つのサブテーマにつながる事例をそれぞれ募集する。
「一人ひとりに「!(おどろき)」を」では、クラウドや携帯端末、センサーなどの利活用を通して効果を得た事例など、デジタルビジネスに関するテーマが対象。
「お客様に「!(きらめき)」を」は、人工知能(AI)、ビッグデータの適用、アジ
ャイル開発、プロセス改善の事例と評価など、開発技術に関するテーマが対象。
「私たちに「!(ワクワク)」を」は、モチベーション向上の施策や評価など、組織改革/意識改革に関するテーマが対象となっている。
  実践の観点から新規性、独創性、有効性を基準として、JISAのJDMF技術セッションWGが審査を行う。各テーマの中で優秀な事例は表彰される。

 

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