トランスコスモス、コールセンターにLINE
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トランスコスモスは、企業向けのLINE導入支援ビジネスを強化する。LINEと共同出資で新会社「トランスコスモス・オンライン・コミュニケーションズ」を設立し、LINEの法人向けのアカウント「LINEビジネスコネクト」を活用した新しいサービスメニューの開発や、企業向けのコンサルティング、企画を両社共同で行っていく。まずは、企業がユーザーからの問合せにLINE上で対応する“コンタクトセンターのLINEチャット化”サービスを展開する。
新会社の出資比率は、トランスコスモスが60%、LINEが40%。社長には、トランスコスモスの貝塚洋常務が就任する。
トランスコスモスは、LINEが公式パートナーとして優先的に開発営業支援を行う「LINEビジネスコネクト・パートナープログラム」認定企業で、LINEビジネスコネクト運用ツールの開発からLINE公式アカウントの開設・運用、LINEを活用したカスタマーセンターの構築、ワン・トゥ・ワンマーケティングによるセールス・販促プロモーション、CRM戦略の立案と実行など、これまでもLINEに関するサービスを提供してきた実績を持つ。
LINEは、現在国内において6800万人以上が会員登録しているスマートフォンのキラーコンテンツ。この環境を企業のカスタマーサポートに活用することで、従来、電話やメールの問合せ受付だけでは実現できなかった相談内容への綿密ですばやい対応を可能とする。
ほかにも、そもそも問合せ自体されずに関係を構築出来なかった顧客層へのアプローチも可能になる。コンタクトセンターをLINE化することで、1人のオペレーターが複数顧客に対応可能となるうえ、顧客は時間の制約なく企業に問合せができる。実際に、既存の導入企業の実績では、1時間あたりの対応可能件数が平均3倍に伸びるなど、対応業務の効率化および人件費の軽減が見込めるとしている。
更に今後両社は、LINEのサービスおよびユーザー基盤と、トランスコスモスの営業・開発力などを活かし、企業とユーザーのより良い関係構築を実現する様々なソリューション・サービスの提供に向けて取組むとしている。