凸版印刷/NTTデータ、次世代決済サービス開発で協業

15 12/14

 凸版印刷とNTTデータはこのほど、次世代型決済サービス開発のため協業することで合意した。凸版印刷は、決済事業への取組み強化の第1弾として、NTTデータの技術支援を受け、国際ブランド加盟店で利用可能なプリペイドカードの発行・管理が行える金融・流通業界向けサービス「国際ブランドプリペイドカードASPサービス」を、年内にスタートする。同サービスで2018年度100億円の売上げを目指す。

 両社はまた、保護者がスマートフォンで入出金管理できる子ども向けプリペイド型決済サービスなど、新しいタイプの決済サービスを開発・提供していくことにしており、生活者の利便性向上など社会課題に対応する決済サービスの提供を目指す。
 生活環境の変化などに対応する新しい決済サービスの開発が求められている中で、凸版印刷とNTTデータは、ITを活用した「生活者目線の決済サービス」の開発のための協業を模索してきた。
 凸版印刷はこれまで、流通やメーカーのマーケティング企画立案や、電子チラシサービスなど、生活者のニーズに沿ったソリューションを提供。また、国際ブランドクレジットカードの製造・発行業務やスマートフォンへのクレジットデータ発行サービスなどの決済関連サービスを提供してきた。
 一方、NTTデータは、カード決済ネットワークの構築や、POS端末のカード決済ソリューションをASPで店舗に提供するなどのサービスを提供してきた。
今回、凸版印刷が培ってきた生活者目線≠フコミュニケーションツールの開発ノウハウやセキュア媒体の開発・製造ノウハウに、NTTデータの決済関連サービスと開発ノウハウを融合させ、新しい決済サービスを提供する。

 両社は、第1弾として、VISAやMasterCardなどのいわゆるサーバー管理型プリペイドカードを提供する国際ブランドプリペイドカードASPサービスについて業務提携し、金融業界や流通業界向けに提供する。

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