KDDIがスマートフォン市場に本格参入

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 KDDIは、スマートフォンの販売戦略を明らかにした。NTTドコモ、ソフトバンクモバイル(SBM)がスマートフォンを次々と販売するなか、KDDIはこれまで1機種しか発売せず、スマートフォン市場に対して後発の位置にいるが、シャープ製の「IS01」と東芝製の「IS02」を発表、スマートフォン市場に本格参入する。特にOSにアンドロイドを採用したIS01は、「最初から2台持ちユーザーを意識して投入した」(KDDIサービス・プロダクト企画本部オープンプラットフォーム部戦略企画グループリーダー多田一国担当部長)旗艦製品となっている。

au のアンドロイド携帯IS01は”2台持ち” を意識 した
「スマートブック」という新ジャンルの端末 だ
IS01

 


  スマートフォン市場では、アップルのiPhoneが1人勝ちの様相を呈していたが、4月に発売されたNTTドコモの「Xperia(エクスペリア)」が大ヒットしたことで、完全に一般に認知されるデバイスとなった。
  そうした状況でKDDIが発表したのは、ビジネスコンシューマーを意識したIS01と、静電タッチパネル採用のウインドウズフォンIS02の2機種で、発売は6月を予定している。
  特にIS01はエクスペリアやSBMの新機種「デザイア」がiPhoneに近いきょう体であるのに対し、「スマートブック」というアプローチでフルキーボード、5インチの液晶ディスプレーを備えたミニノートブックのようなスタイルをとっている。
  これには、あえて携帯電話と離れた形にすることで、「スマートフォンの良さを知ってほしい」(多田部長)という意図が込められている。今年後半に発売されるアンドロイド携帯の第2弾製品が、通常の携帯電話に近いフォルムとなり、既存の携帯電話ユーザーの乗換えをねらう戦略だ。
  IS01は、ワンセグや赤外線通信といった、iPhoneが実装していない国内で馴染みのある機能をスマートフォンとして初めて搭載する。さらに、ソフトのアップデートで、8月下旬にはEZweb、9月には音楽配信サービスLISMO!にも対応する。
  新端末の販売に併せ、アンドロイド携帯向けのアプリマーケットをスタートさせる。人気アプリケーションのカタログや、リコメンド機能を搭載するほか、コンテンツ事業者向けのセキュリティチェック機能を備える。
  また、業務用途では、引き続きBREWとの併用で対応していく。

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