IBMがエネルギー効率化と環境対策で新施策を発表

08 11/17

 米IBM社は、ITによるエネルギー利用の効率化および環境課題に対応するソフト面の新しい施策群を発表した。グループウェア「ロータス・ノーツ/ドミノ」の新版や新たに提供するアーカイブ管理ソフトなどにエネルギーコストを削減する機能やサービスなどの提供に加え、ビジネスパートナーが省エネルギー関連のソリューションの提供を支援する専任組織も立ち上げた。同社は、既存の企業のエネルギーや水使用の削減を支援するコンサルティングサービス「Green Sigma」などのサービスを含め、環境、エネルギー関連のサービスを強化していく。

 IBM社が今回発表した施策群は、エネルギー発生元である企業のユーザーのアプリケーション利用環境を改善する施策が中心となる。
まず、ペーパーレス環境を促進する新ソリューションとして、アーカイブソフト「コンテント・コレクション・アンド・アーカイビング」を発表した。同ソフトは無駄な複製を防ぎ、データの重複保存をなくすことで、ストレージや検索にかかるコストを削減できる。
09年度第1・四半期に発売されるノーツ/ドミノの新版には、各メールサーバーに添付ファイルのコピーを1つしか保存しない新機能が搭載される。これにより、ノーツ/ドミノ用のストレージ容量やソフト、ハードの設置面積などのエネルギー諸費用を平均35%削減できるとしている。
管理的な側面では、企業内のエネルギーコストを計測し、どのようにエネルギーが使われているのかを把握する仕組みをチボリ製品群の組合せで提供する。ダッシュボードからエネルギー消費の多い箇所や無駄な使用者、使用動向などを確認、分析することが可能となる。
さらに、新製品となる「ラショナル・テスト・ラボ・マネージャー」が、実機および仮想化マシンの使用状況の設定、設計および管理を可能とし、運営コストとハードを抑制する。
サービス面では、試用環境の「スマートSOAサンドボックス」により、SOAによるエネルギー管理をIBM社のミドルウェアでどのように実施するのかといったノウハウを提供する。企業の状況を分析し、今後どのようにエネルギー効率を高めていけばいいかをガイドする無償のオンラインツールも提供する。

 

また、同社のパートナーが省エネ関連のソリューション開発を実施する際に、技術検証を支援する専任組織を立ち上げ、世界中のIBMのイノベーション・センターを通じてサポートサービスを行う。

 

関連サイト

日本IBM http://www.ibm.com/jp/