富士通ラーニングメディア、デジタルビジネス人材育成

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 富士通ラーニングメディアは、企業のデジタルビジネスを推進する人材育成プログラムを本格展開する。デジタルテクノロジーに関連する開発・運用技術およびそれらの技術を駆使する人材、デザインシンキング(思考)などでビジネスに変革をもたらす人材、それらを併せ持つデジタルテクノロジーを駆使して新たな価値やイノベーションを創造できる人材など、それぞれの育成に向けて、対応するコースやプログラムの提供を2017年4月の新年度から開始する。

 デジタルビジネスは、ソーシャルやモバイル、クラウド、IoT、ビッグデータ分析などのテクノロジーを活用して実現されるユーザーサイドにおける革新的な事業モデルを意味する。
  最新ITの活用によって既存の枠組みを一足飛びに越えた新しいビジネスモデルを提供し、金融業界におけるフィンテックムーブメントの加速や、モバイルインフラを活用したタクシー配車のウーバーの成功などで注目を集めるキーワードとなっている。
  富士通ラーニングメディアが実施するデジタルビジネスの人材育成コースは、初級と応用のメニューに分かれる。初級コースは基本的な概論で、5日間程度の座学や業務の隙間時間で学習できるe―ラーニングプログラムとして提供、すでにサービスを実施している。
  初級コースの提供を踏まえてユーザーのニーズをヒアリングし、今回デジタルビジネスを推進する人材育成プログラムとしてメニューを拡充し、演習を含めた応用コースを開始する。応用コースでは、人工知能(AI)やディープラーニング、ブロックチェーン、データ分析、アジャイル開発といった新規メニューをはじめ、DevOpsや富士通の実践を踏まえたプログラムも提供していく。
  育成プログラムは「ビジネス」と「テクノロジー」で展開し、テーマの選定からアイディアの創出、検証、ビジネス展開までを両輪で学習していく。サービスは同社の既存顧客層であるSI会社や情報システム部門のIT技術者を中心に、ユーザーの企画・現業部門にも対象を広げて企業ごとにメニューをカスタマイズして提供する。

富士通ラーニングメディア