積水ハウスがオープン環境のHEMSを実現
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NECネッツエスアイ(NECネッツSI)は、ビデオや音声、テキストチャット、ファイル転送を同時に利用できるコミュニケーションプラットフォーム「ルッキー・トーキー」の販売を開始した。個別の機能に特化した製品が主流のなか、ルッキー・トーキーは、これらの機能を自由に組み合わせて同時に利用でき、音声チャットからテキストチャット、テキストチャットからビデオチャットなどをスムーズに接続して利用できることが特徴となる。1対多のコミュニケーションも可能で、教育から業務用途、サービス、さらに災害時のリアルタイムの状況把握までさまざまな用途で利用できる。
ルッキー・トーキーは、韓国のベンチャーであるイニシャル・ティー社が開発した製品。NECネッツSIは、代理店として国内販売する。
ルッキー・トーキーで構築するコミュニケーションに対応しているハードウェアは、セットトップボックス、スマートテレビ、PC、スマートフォン、タブレットで、ほぼマルチデバイス対応となっている。
システム面では、リアルタイムコミュニケーションおよびスマートフォンIPトランシーバーのほか、対面コミュニケーション、HDビデオ配信の4種類のアプリケーションパッケージを用意している。
これらに、音声通話や動画配信、会議通話、ビデオ通話、インスタントメッセージング、通話録音、プレゼンス確認、ファイル転送といったコミュニケーションプラットフォームを組み合わせ、機器やアプリの壁によって途切れてしまうことのないスムーズなコミュニケーションサービスを開発できる。
例えば自治体や公益企業においては、災害や事故など現場とのリアルタイムな映像情報の共有と、同基盤をベースにしたコミュニケーションを実現することで、迅速かつ適切な対応が可能となる。企業では、工場などの作業現場とオフィスをつなぎ、現場のリアルタイムな情報を映像と音声、文字で共有しながら、現場とのディスカッション、意志決定、指示を行うシステムを構築できる。
また、生徒のスマートフォンを活用してネイティブ講師と「見る」「聞く」「話す」「チャットする」ことができるインタラクティブな英会話学習ツールといった使い方も想定している。
同社は、カスタマイズ開発や、既存のPBXや業務サーバーとの連携など、ユーザーの既存資産を活かしたシステム構築サービスを展開する。今後3年間で5億円の売上げを目指すとしている。