富士通/オラクル・コーポレーション/日本オラクル、クラウド分野で提携

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  富士通と、米オラクル社(オラクル・コーポレーション)および日本オラクルは、高性能かつ高信頼な世界最高水準のクラウドの提供に向けて提携すると発表した。両社は、時流である顧客のクラウドファーストのニーズに対応するため、富士通の国内データセンター(DC)にオラクルの「オラクル・クラウド・プラットフォーム」や「オラクル・クラウド・アプリケーションズ」の環境を設置し、このクラウドサービスを、富士通から日本企業および日本企業の海外拠点へ販売、顧客システムのクラウド移行を支援していく。

 富士通と、オラクルは、「30年間強力なパートナーシップを結んでいた」(富士通山本正已会長)ことから今回、「エンタープライズ領域におけるクラウド事業の強化」や「オラクルを利用する顧客のクラウド移行ニーズへの対応」に向け、提携に至った。
提携により、オラクルのエンタープライズ向けの高信頼・高性能のDBの提供実績や富士通のインフラ最適化から構築・運用までをトータルにサポートし、「両社の強みを活かして顧客のクラウドファーストニーズに対応していく」(山本会長)としている。
 具体的には、「オラクル・クラウド」を富士通の国内DCに設置するほか、富士通のデジタルビジネス・プラ
ットフォーム「メタア ーク」の構成する商品の1つ「フジツウ・クラウド・サービスK5」のオプションサービスとして、「オラクル・クラウドDBサービス」を提供する。これにより、「日本ではあまり使われてこなかったパッケージしたアプリが、クラウドのDCから得られるようになるため、利用者が増える」(ラリー・エリソンオラクルCEO)とみている。

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