フライト、ソフトフロント、東京リスマなどが電子郵便サービス開始へ

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 Oakキャピタル、フライトシステムコンサルティング、ソフトフロント、東京リスマチックは、12月から次世代デジタル郵便事業を開始する。スマートフォンや携帯電話、パソコンのITと全国の物理的な郵便網のインフラを使い、電子メールと郵便を使ったサービスを提供する。システムはフライトシステム、ソフトフロント、東京リスマの技術をもとに構築し、システム基盤ならびにセキュリティ分野では日立情報システムズの技術を活用する。郵便配送業務は、日本郵政グループの輸便事業会社が行う。郵便コストは、従来と比較して3割から5割安くなる見込みだ。

 デジタル郵便事業は国内では初のサービスとなる。海外ではドイツやオランダ、ニュージーランド、カナダ、アメリカで郵便事業会社が事業を開始している。メリットとしては、利用者の利便性向上に加え、環境面が挙げられる。
 デジタル郵便は、主にコンシューマー向けとビジネス向けの2種類の機能を有する。
主にコンシューマー向けとなる「手紙・DM郵便配送システム」は、はがきや絵はがき、デコレーションはがき、写真付きカードなどのオーダーメードの手紙を送り先に発信するためのアプリケーション、印刷、郵送手配まで一貫したサービスを提供する「手紙郵送サービス―D―POST」と、小売店やショップがお客向けに提供する「DM発送サービス」を提供する。
 ビジネス用途の「電子郵便配信システム―E―POST」は、セキュリティで保護された電子手紙のやり取りを行うことができるサービスで、ペーパーレスによる環境面で効果が期待できるほか、受け手側はスマートフォンなどのモバイル端末で受信でき、個人の電子私書箱のアドレスを使って文書を安全に管理できる。
 利用料金は、一般の絵はがきが100円から150円、切手代が50円であるのに対し、デジタル郵便で送るオリジナル絵はがきは送料を含めても3割から5割安くなる見込みとなっている。また、法人向けの電子郵便配信に関しても、5割程度安くなる見込みとなっている。
 サービス開始にあたり、事業準備会社としてOakキャピタルがデジタルポストを設立した。事業は、フライトシステム、ソフトフロント、東京リスマの3社が共同事業として展開する。サービスの開始は、手紙郵送サービスが12月、DM発送サービスが来年1月、電子郵便配信システムが来春を予定している。

関連サイト

フライトシステムコンサルティング

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Oakキャピタル