クオリカが企業のワークスタイル改革支援サービスを開始
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ITホールディングス(ITHD)のクオリカは、ワークスタイル改革ソリューション「Thin Office(シン・オフィス)」を開始した。シン・オフィスは、実際に現在進行形で実施しているオフィス改革のノウハウをベースとしたもので、そのなかから第一弾のサービスとしてクラウド型デスクトップサービスをメニュー化した。また、BYOD(個人端末の業務利用)や在宅勤務、BCP(事業継続計画)対策など、同社がこれまでに実施した業務改善のノウハウも個別対応で提供していく。
クオリカは、昨年にITHDの東京地区における本社機能集約に伴い、東京・東陽町から西新宿の新オフィスに移転し、ワークスタイル環境を刷新した。
業務システムを自社のクラウド環境に移行、本社社内のワークスペースを全席フリーアドレスとし、シンクライアント端末を配置した。外部の別の端末からでもデスクトップ環境にアクセスできるようにし、自宅や社内のコラボレーション・スペースなど、いつでもどこでも同じ環境で働ける柔軟なワークスタイルを実現している。
これによりBCP対策の強化と社員の生産性向上を実現し、コスト面でも紙の使用量を半年間で26%、電力使用のコストを最大月6割削減したとしている。
システム面では、シスコ・システムズのユニファイド・コミュニケーション製品および日本サムスンのゼロクライアント端末、グーグルAppsの採用や、アンドロイドも含めたマルチデバイスのBYODを実施しているが、そのなかでまず、VMウェアの「VMウェア・ビュー」を使ったクラウド型の仮想デスクトップサービスを「シン・オフィスVDI」サービスとして開始する。