沖電気がマネージドVPNサービスに本格参入
08 4/14
沖電気カスタマアドテック(OCA)は、NECネクサソリューションズと提携し、ネットワークの総合サービスとなるマネージドVPNサービスに本格参入した。NECネクサのインターネットVPN「Clovernet(クローバーネット)」を中核にした「OCA VPNサービス」を展開するもので、ネットワークシステムの導入から運用保守までをワンストップで行い、ユーザーのTCO削減という付加価値を提供する。同社のネットワーク保守力をより強化したサービスを展開することで、ネットビジネスの拡大を図る。
今回のVPNサービスの特徴は、ユーザーのネットワーク・インフラがIPネットワークに移行する機運を受け、システムの設計から導入、運用、保守まで総合的にワンストップサービスとして提供することにある。
そのため、VPNソリューション「クローバーネット」を持つNECネクサソリューションズと提携し、販売代理店としてワンストップの中核にクローバーネットを置いた形でサービスを展開していくことにした。
サービス内容は、導入から運用保守までのワンストップに加え、クローバーネットカスタマーサポートセンター(CCNC)での24時間365日監視、全国250カ所以上のサービス拠点を持つOCAによる保守受付とオンサイト保守、そしてユーザーの要望に合せた3種類のサービス体系を用意した。
具体的には、インターネット網を利用して手軽にブロードバンド・ネットワークを導入できる「クローバーネット・スタンダード」、クローバーネットと閉域VPN網を利用した「同Ver・C」、それらにIP-VPN網や広域イーサネット網を利用した複合型ネットワークをパッケージにした「同ハイブリッド」がある。
価格は個別見積りになるが、同社では一般的なIP-VPNと比べて3分の1のコストダウンが図れるとしている。既存ユーザーのリプレース需要なども取り込み年間800回線の販売を見込んでいる。
今後は次世代ネットワーク(NGN)など付加価値の高いネットワークインフラが登場することから、ユーザーのネットワーク環境もIPネットへの移行が進むことになる。同社ではそうした動きに柔軟に対応できるサービス基盤を用意したことになる。
沖電気カスタマアドテック http://www.oca.co.jp/
NECネクサソリューションズ http://www.nec-nexs.com/