開発効率化ツール企業が超高速開発コミュニティ発足
13 8/12号
ソフト開発ツールなどを提供するITベンダー13社は、自動化ツールを使ったシステム開発手法の普及を目的とした「超高速開発コミュニティ」を発足した。エンタープライズシステム開発におけるソフト開発手法は、スクラッチ開発が主流であるなか、ソフト自動生成ツールなどを使った効率的なソフト開発手法をアピールしていく。特に、ユーザー企業のIT担当者や経営者に対して、成功事例や導入効果、活用方法を提示することにより、会員企業の開発ツールの普及を図っていく。
発起人企業は、アイエルアイ総合研究所、アトリス、インフォテリア、ウイング、オープンストリーム、キヤノンソフトウェア、ケン・システムコンサルティング、サピエンス・ジャパン、ジャスミンソフト、Bluememe、フロンテス、マジックソフトウェア・ジャパン、ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所の13社となる。
会長は元NECソフト社長で元ITコーディネータ協会会長の関隆明氏が会長を務める。関会長は、中小企業経営におけるIT活用を支援する団体のITC経営パートナーズ協会の会長も務めており、超高速開発コミュニティは同団体からの派生組織という立場となる。
コミュニティでは、一部競合する企業同士も組んで、イベントやWebサイトにおいて導入事例の紹介を行い、ツールの活用方法の勉強会や会員企業の割引サービスを実施することで、ユーザー企業に効果の浸透を図っていく。また、そのほかの活動としては、ITベンダーが提供する開発ツール間の相関関係図の作成や、加盟ベンダー同士のツールの連携にも取組んでいく予定となっている。
今後ユーザー企業、他のツールベンダーをはじめ、超高速開発ツールを使ったシステム開発を行いたい企業など、会員を募集していく。母体のICT経営パートナーズ協会以外にも、他団体との連携も図っていく。